umemedaka-style’s diary

本と旅をつなぐブログ

2023-01-01から1年間の記事一覧

第131号:ペール・ラシェーズ墓地・・・「モンテ・クリスト伯」(Ⅶ)

第7巻(岩波文庫)で終了の「モンテ・クリスト伯」。 この1800年代中盤の物語(1844年から1846年新聞連載)でも、パリに住む貴族だったり、著名人たちは、亡くなるとペール・ラシェーズの墓地に眠ることが書かれています。 この物語でも、ヴィルフォールの…

第130号:ローマの山賊ルイージ・ヴァンパの占領地・・・モンテ・クリスト伯(Ⅲ)、(Ⅶ)

「モンテ・クリスト伯」の読書会がついに終わりました。 岩波文庫は第七巻で物語が終わります。 個人的には、主人公モンテ・クリスト伯(ダンテス)から気持ちがすっかり離れてしまったので、ひたすら物語に出てくる地に思いを馳せるヴァーチャルトリップ専…

第129号:コンピエーニュの「鐘と罎のホテル」・・・「モンテ・クリスト伯(Ⅵ)」

第6巻の読書会が終わりました。変化があり、面白かったです。 さて、六巻の最後の九八話に出てきた「鐘と罎のホテル」 というコンピエーニュ(Compiègne)のホテルについて、 気になっていたのでその後調べました。 下記のリンク①のサイト「Alexandrine Edit…

第126号:舞台はパリへ・・・「モンテ・クリスト伯 (Ⅳ)」

モンテクリスト伯の第4巻の読書会が終わりました。 舞台は、ローマからパリへ移動します。かつて婚約までしていたメルセデスやその夫でモルセール伯爵となったフェルナン、銀行家になったダングラール、検事となったヴィルフォール達、宿敵の住むパリです。 …

第121号:フランツとアルベールが訪れるローマの謝肉祭・・・「モンテ・クリスト伯(Ⅱ)」

「モンテ・クリスト伯」の第2巻の後半、物語には新しいキャストが登場します。そして、舞台はフランスからローマに変わります。ローマが大好きな私としては、急に面白くなり始め、ローマの地図を片手に読みました。 新キャストは、フランス貴族の子息のフラ…

第120号:実在する「モンテ・クリスト島(Isola di Montecristo)」・・・「モンテ・クリスト伯(Ⅱ)」

「モンテ・クリスト伯」の第2巻では、主人公ダンテスが牢獄の島シャトー・ディフで出会ったファリア神父から教養とともに、彼の仕えていたスパーダ家の財宝が”モンテ・クリスト島”に隠されていることを教授されます。 そして、彼は島を脱出して、その”モンテ…

第119号:主人公ダンテスの元婚約者メルセデスの住んでいたカタロニア村・・・「モンテ・クリスト伯(Ⅰ)」

長編である「モンテ・クリスト伯」を私はある読書会に参加して、読書会メンバーとともに読み進めました。このプログがアップされる頃には、その読書会はすでに終わっている頃かと思います。 「モンテ・クリスト伯」というと、一般的に復讐劇よね。とか、私よ…

第128号:フォーブル・サントノレ通りのヴィルフォール邸・・・「モンテ・クリスト伯」(Ⅴ)

アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」の読書会は、第5巻が終了しました。いよいよ、あと2巻です。いまさらながら、このような長編の愛憎劇の繰り広げらる話をいままでの私は読んでこなかったと実感しています。 復讐のための立ち回る主人公モンテ…