モンテクリスト伯の第4巻の読書会が終わりました。
舞台は、ローマからパリへ移動します。
かつて婚約までしていたメルセデスやその夫でモルセール伯爵となったフェルナン、銀行家になったダングラール、検事となったヴィルフォール達、宿敵の住むパリです。
モンテクリスト伯は、怪しまれずに、かえって尊敬のまなざしを持って迎えられます。
メルセデスだけは、早々にモンテ・クリスト伯がかつてのダンテスであると見抜きます。
なぜか他の人たちは気づきもしない・・・
ここら辺は謎が多いのですが、いよいよ面白くなってきます。
モンテ・クリスト伯は、まずパリではシャンセリゼと比較的近い場所のオートゥイユ(Auteuil)に2つの屋敷を持ちます。
オートゥイユ(Auteuil)というと、16区。いまも閑静な住宅街という印象があります。この話が書かれたころも恐らく良いお屋敷町だったのではないでしょうか。
このあと、モンテ・クリスト伯はパリの社交界へ出ていくようです。
それは第5巻でのお楽しみです。
モンテ・クリスト伯 / アレクサンドル・デュマ著 ;山内義雄訳
東京 ; 岩波書店 , 1956
p403, 15cm