umemedaka-style’s diary

本と旅をつなぐブログ

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第7号:ヴィッラ・アドリア―ナに思いを馳せて…「ハドリアヌス帝の回想」

3月にローマに行ったときに、ほんとうは行きたかったのが、ローマの東30kmにあるヴィッラ・アドリア―ナ。ハドリアヌス帝(即位117-138年)が晩年に築いた別荘である。以前、私と同じように「ハドリアヌス帝の回想」を読んだお客様が、個人で行ったが交通の便…

第6号:いざ鎌倉、ってほどでなくても鎌倉へ。「ツバキ文具店」

先日、NHK総合テレビでドラマが放送されている「ツバキ文具店」。原作は、小川糸さん。単行本自体は2016年4月に初版が発行された。ドラマの方では、副題に”鎌倉代書屋物語”となっている。ドラマは途中まで見たところ、本の筋書きとは、ちょっと違うよう。 主…

第5号:「日はまた昇る」を読むと、パンプロ―ナに行きたくなる。

ヘミングウェイ著「日はまた昇る」もまた、高見浩氏により2003年に新訳版が出されている。新訳版を読み直して、またあらためていいなあと思った。 主人公ジェイク・バーンズ♂はアメリカ人。アメリカが禁酒法の時代に、パリでは禁酒はなく、アメリカ人にとっ…

第4号:「コレラの時代の愛」のコレラの時代って?

GW真っ只中、今年は圏央道も開通して常磐道が例年になく渋滞しているとか。休日だと曜日の感覚もなくなってしまいますね。今日は、2014年に87歳で逝去したG・ガルシア・マルケスの「コレラの時代の愛」について。 私の好きな俳優の5位以内に入るジョン・キュ…