umemedaka-style’s diary

本と旅をつなぐブログ

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第39号:続編は出ないまま、「くそったれ、美しきパリの12か月」

2006年に単行本で、日本語訳が発売された「くそったれ、美しきパリの12か月」(原題:A year in the MERDE )。スティーブン・クラークという著者になっているが、原文では、Stephen Clarkeという名ででている。 この本は、その後、続編が出ないまま、早10年。…

第38号:壇奇放(泡)亭が住んだサンタクルス・・・「火宅の人」そして「壇」

先週は、お休みしまして大変失礼しました。 2月末から3月上旬にかけて、ヨーロッパは天候が大荒れでしたが、ようやく天候が回復してきた先週あたり、私の担当するお客様がどのグループも、バルセロナ、ロンドン、パリ、フィレンツェ、ローマ等に旅に出たとこ…

第37号:「存在の耐えられない軽さ」のプラハ、そして今

先日、NHKで「チョイ住みプラハ」という番組がやっていて、この番組は俳優やミュージシャン、料理人といったその世界で長年活躍してきた年配者と若手俳優が1週間程、海外のとある町で共同生活をするという番組。自炊をして、その町で名物を食べて、地元の人…

第36号:私の「悲しみよこんにちは」のイメージ・・・サン・トロペ

今日は、フランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」(BONJOUR TRISTESSE)。 「悲しみよこんにちは」と聞いて、斉藤由貴さんの曲のメロディラインがぱっと思い浮かぶのはおそらく40overの方ではないでしょうか。 フランソワーズ・サガンが1954年に、こ…