umemedaka-style’s diary

本と旅をつなぐブログ

第115号:サイゴン河のクルーズ船・・・「自転しながら公転する」

NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が昨日最終回を迎えましたが、今回取り上げる山本文緒さんの「自転しながら公転する」も言ってみれば、ある家族の物語でもあります。ぐいぐい物語に引っ張られて、あっという間に読んでしまいました。

 

プロローグは、ベトナムで結婚式を挙げる花嫁の言葉で綴られ、エピローグでは結婚式の後のパーティーサイゴン河のクルーズ船の上で行われるようすが出てきます。

 

プロローグとエピローグは短いものです。本編では、この物語の主人公の都♀(みやこ)が東京での仕事を辞め、茨城県の実家に帰ってきて、牛久大仏近くのアウトレットモール内の洋服店で販売員をしているところから始まります。

 

ここで、おそらくこの場所のモデルは阿見のアウトレットだとわかります。私は、個人的に阿見のアウトレットがオープンした頃、比較的頻繁に行っており土地勘があるのでこの地方感あふれる人間模様は、よりリアリティが感じられました。

 

そのショッピングセンター内の回転寿司屋で働く貫一♂との出会いや二人の付き合いの様子などが描かれます。

 

金色夜叉と同じくお宮と貫一。都は純粋に貫一といることは楽しいし、彼のよさもわかっているのに、中卒であったり、元ヤンキーだったり、時々だらしのないところを目にして、膨れてくる不信感との間で気持ちが揺れ動きます。

 

家族内で共有された固定的な狭い価値観により生きづらくなることや一度バイアスがかかってしまったものを取り払うことが難しいことなど考えさせられることが多い話でした。

 

著者の山本文緒さんは2021年10月に亡くなられました。本当はこの先ももっとこのような推進力のある小説を読みたかったです。

 

自転しながら公転する

自転しながら公転する / 山本文緒

東京 : 新潮社 , 2020.9

p478 , 20cm

 

 

第114号:ウィグタウン(Wigtown)はBook Town・・・「ブックセラーズ・ダイアリー」

ショーン・バイセル著の 「ブックセラーズ・ダイアリー:スコットランド最大の古書店の一年」を読みました。

 

私と同じ世代で、1970年生まれの著者が、30歳の時の2000年に生まれ故郷であるスコットランド南部のウィグタウン(Wigtown)で本屋を偶然買い取り、そこから古書店の経営者としての生活が始まります。

 

そのウィグタウンは、古書店が多い街で、毎年ブックフェスティバルが行われているそうです。著者の本屋は「The Book Shop」というまさに!という名前で、タイトルのとおりスコットランド最大の古書店だそうです。約10万冊の本があるそうです。

www.wigtownbookfestival.com

日々の出来事やその日は何冊本を扱ったかなどが日記形式で描かれています。風変わりなお客さんや従業員などの読んでいて、光景が目に浮かぶようで楽しいです。

 

私には古書店はやりたいという夢があるので、たくさんの本があって、希覯本も扱っているというビジネススタイルは憧れです。ニューヨークのストランドブックストア(Strand Bookstore)もそうですが、こんな本屋が街にあったら・・と思います。

 

この本の話に戻りますが、ある日の日記に、1679年出版された『デカメロン』の2冊をイタリア人女性が買っていった日のことが書かれています。

 

それをきっかけに、その本『デカメロン』を買い取ったときのエピソードに触れられており、この本の持ち主は一人住まいだった女性の遺品の中にあったとあります。

 

かなり荒れた状態の部屋の中でこの本は見つかります。彼女の両親がイタリアから移民としてやってきて、この家でカフェを開き、一時は繁盛店として切り盛りしていたようで、その後一人娘である彼女は店を閉じ、その家で一人暮らしたようです。

 

夢の跡の住処で、彼女の両親がイタリアから持ってきたわずかな荷物の一部であったに違いないと著者は思ったことが書かれています。

 

古書店には、売るだけでなく、買い取るという業務もセットとしてあり、本だけでなく思いを、本の作者だけでなく持ち主の思いも引き継ぐ側面をあります。

 

文章はかなりシニカルな書き方がされているのですが、それがまた冷静で面白いです。

本の街で、古書店か~。私にとっては、とても気持ちがリラックスできる本でした。

 

ブックセラーズ・ダイアリー:スコットランド最大の古書店の一年

ブックセラーズダイヤリー;スコットランド最大の古書店の一年 

/ ショーン・バイセル著 :矢倉 尚子訳

東京 : 白水社 , 2021

335p , 20cm

書名原書綴り :The Diary of a Bookseller 

著者原書綴り : Shaum Bythell

 

 

 

 

 

 

 

第113号:オワーズ川のほとりの町で・・・「リボルバー」

2021年5月に発売された原田マハさんの「リボルバー」を読みました。

この表紙の「ひまわり」とリボルバーと聞いただけで、勘のいい人はゴッホの死に関係する話かなと気づくかもしれません。

 

そこまでは、いままでもいろんな本でも書かれていますが、耳切事件ばかりが頭に浮かぶゴーギャンとの関係について、深く掘り下げているところが本書の興味深いところでもあります。

 

とはいえ、ゴッホの死については、いろいろな節があり、今も闇の中です。

 

2007年10月にイル・ド・フランスのツアーの添乗で行ったときには、ラヴー亭のオーナーはすでに何人か変わっており、2階のゴッホの部屋は観光も見据えた形ですでに整備されていたころだったと記憶しています。

 

ゴッホの終焉の地として知られるオーヴェル=シュル=オワーズはパリから列車で乗り換えなど入れて、1時間半ほどのところにあります。

 

 

f:id:yukingiida:20180209163306j:plain

「ラヴー亭」絵の看板 *後ろの白い建物が本物のラヴー亭

このオーヴェル=シュル=オワーズの町を歩き、荒涼とした「カラスの飛ぶ麦畑」とゴッホとテオの並んだ二人の墓を見たときには、私自身、不思議なほど感極まるものがありました。

 

この小説の中でも、主人公冴がこの地に初めて訪れたときに、私と同じような気持ちを味わっていたという描写があり、私もあの日に連れ戻されたような気がします。

 

自分も学生時分に初めてここを訪れたとき、わけもなく胸がいっぱいになり、まったく予期せず涙が込み上げたことをよく覚えている。

        本書「リボルバー」より引用

ゴッホの名作と呼ばれる絵の多くは、亡くなる前の2か月足らずのオーヴェル=シュル=オワーズで描かれています。

 

この町には、名前の通り、静かな流れのオワーズ川が流れています。また、彫刻家ザッキンによるファン・ゴッホ像があり、その姿もこの町の印象とともに目に焼き付いています。

f:id:yukingiida:20180209163334j:plain

オーヴェルの教会

私が行った頃は、それほど知られていない町でしたが、近年はとても人気があり、この小説とともに、コロナ禍でなければ、さらに日本人の観光客も増えていたのではないかと思います。この本を読まれたら、一度おでかけになることをおすすめします。

 

旅行屋としては、仕事の面でも注目していくことになりそうですが、とてもイマジネーションが膨らむ町です。

リボルバー (幻冬舎単行本)

リボルバー / 原田 マハ著

東京 : 幻冬舎 , 2021年5月

336p ;  20cm

第112号:バレンタインデーの前日に愛の形を考える・・・『コロナの時代の愛』

以前のブログを見ていたら、2008年に読んだガルシア=マルケスの『コレラの時代の愛』のことを書いていました。ちょうど、同名の映画が日本でも公開されて少し経ってからのことなので、映画を見て、興奮冷めやらずという感じで書いている節があります。そのブログの記事を、少し加筆訂正して、この本の紹介をしようと思います。

 

<2008年のブログから>

 作者のガルシア=マルケスは、1927年コロンビア生まれ、正式名はガブリエル・ガルシア=マルケスです。

 初めて、この本の題名を私が知ったのは、以前ブログにも少し書きましたが、ジョン・キューザック主演の『Serendipity(セレンディピティ)』というニューヨークを舞台にした映画(2001年にアメリカで公開)でした。劇中で二人の男女が出会うアイテムとして、5ドル紙幣とこの『コレラの時代の愛』という本がキーワードになっていたんです。それでずっと気になっていたところ、先日映画化されたので、今回読んでみようということになりました。

 

 あらすじについては少しだけ・・・、”51年9ヵ月と4日、男は女を待ち続けていた・・・・・・。”という本の帯が物語るように、主人公フロレンティーノ・アリーサ♂がフェルミーナ・ダーサ♀と婚約までしたのに、彼女から破棄された時から延々続く長い歳月。ひたすら思い続けるフロレンティーナ・アリーサだけに視点を置いているのではなく、フェルミーナ・ダーサ♀と結婚した医師フベナル・ウルビーノ博士♂との夫婦の機微についても書かれていて、その視点が区切れることなく、あちこちに展開されていって、大作で読み応えがあるんですが、飽きずにひきこまれていきました。

 

 1860年代~1930年代にかけてのコロンビアの地方都市が舞台。51年9ヵ月と4日、フロレンティーナ・アリーサ♂は待ち続けました。何をかというと、フェルミーナ・ダーサ♀の夫が亡くなって、一人になる日を。近くに接近しすぎることなく彼女を一方的に愛し続け、ついにその日が来て、行動にでるんです。

 

 ですが、彼がその51年9か月と4日、誰も愛さなかったかというと、彼女への愛を自分自身に誓っているので深入りしないように気をつけながら、temporaryで、または継続しつつも割り切りながら数多くの女を愛しながら、生きて行くんです。そんな様子や、やっとフェルミーナ・ダーサ♀と心を通じ合わせた時に、若い彼女ではもちろんなくて、すでに72歳の彼女は”たしかに老いの酸化したような匂いがした。”と彼は感じていて、こんなところにもとてもリアリティを感じてしまうのです。

 

 約500ページに及ぶ大作でしたが、ここまで読者を惹きつける著者の手腕に、コロンビアの大作家といわれる所以を感じました。

 

 一見すると、こんな話はあり得ないと思うんですが、その表現のリアリティが確かにこんなことが存在するかもしれないと思わせるんです。そして、注目すべきはフロレンティーノ・アリーサ♂がさえない青年から社会的地位もある紳士へ変容し、フェルミーナ・ダーサ♀は少し高慢な頑なさを少女時代から守り続けながら、気品ある淑女へ変容していくんです。そして、同じ立ち位置になって、ベストな状態で正式に再会するんです。ここら辺の描き方もさすがだと思ってしまうんですよね。

 

 久しぶりに読書の良さっていうものを改めて感じさせてくれる小説でした。自分の人生はひとつしかなくても、小説の中の他人の人生を見ることで、こんな人生もあるんだなと思ったり、今回の小説では老年になると、”酸化した匂い”がするんだーと衝撃を受けてしまいました。ガーン...             以上

 

      

このブログのあとに、DVDも見たんですが、個人的には映像として見ると、うーむ。

バレンタインデーの前日です。こんな愛の形もあるんだと考えます・・・

 

コレラの時代の愛

コレラの時代の愛 / G・ガルシア・マルケス著 ; 木村 榮一訳

東京 : 新潮社, 2006 

528p ; 20㎝

原文書名: El amor en los tiempos del colera

 

2005年からやっているもう一つのブログを引っ越ししたら、検索に出なくなってしまいましたが、これはこれでclosedな感じで、なかなかたどり着かないって言う感じでいいかもしれません。

第111号:ロマニョーラ海岸は、ナンパの名所?・・・「海をゆくイタリア」

内田洋子さんが2001年に刊行した本書が、2021年9月に加筆して文庫本としてリリースされました。

 

この本では、木造の古式帆船<ラ・チチャ>の約5か月、12の航路の旅を船長シルヴェリオが語り部となって書かれています。

 

また、この古式帆船<ラ・チチャ>については、前回の「ジーノの家」の中で登場します。

 

サンレモを出発して、ラ・チチャはティレニア海を南下し、サルディーニャ、カプリ、シチリアをぐるっと回り、イタリアをブーツに例えるなら、ブーツの底の部分を通って、アドリア海に入り、かかと、ふくらはぎを上がるようにして、ラヴェンナベネチアと行き、最後にトリエステで旅を終えました。

 

たくさん、魅力的な港と人びとが登場し、おいしい食事も登場します。

 

リミニの近郊のロマニョーラ海岸はナンパの名所と言うことで、北欧から来る金髪碧眼の女性たちに、地元のみならずイタリア中から男性が集まるようです。でも、地元のロマ-ニャの女性も負けて折らず、対照的に肉感的な魅力を放っているそうです。

 

そのロマニョーラ海岸は立錐の余地のない程のビーチパラソル、民宿やホテル、貸別荘が立ち並び、パレオやサングラスのみならずテーブルクロスやら、ハンドバックやらの行商まで浜辺を売り歩くというその活気を想像して、うーん?新島みたいな、いやいや御宿みたい??などと、余り広がらない想像力を駆使するのでした。

 

その海岸の周辺では、パーティーが開かれ、フェデリコ・フェリーニの着ていたような濃紺のマントを着た<フェリーニ>というあだ名の男が出てきたり、なんだか興味深い話が満載です。

 

マルチェロ・マストロヤンニ主演の『甘い生活』のパーティのように、アヌーク・エーメが演じたマッダレナ嬢のような美女やスウェーデン出身のアニタ・エクバーグみたいな美女も登場するようなパーティなのではないかと想像したりしてしまいました。

 

アドリア海のイタリア側にも是非アフターコロナには行ってみたいです。

 

海をゆくイタリア (小学館文庫 う 13-3)

海をゆくイタリア / 内田 洋子著

東京 : 小学館 , 2021.9

p285 ; 15cm

第110号:ナポリの「心付けのコーヒー」・・・『ジーノの家 イタリア10景』

内田洋子さんの「ジーノの家」を久しぶりに読み直しました。

短編、でもそれはジャーナリストの内田さんらしく、全部本当にあったお話だということで、こんな出会いがあるのね~、などと思いながら読んでいます。

 

イタリア10景という名のとおり、各地での話が載っています。ミラノ以外は、ほとんどが私の行ったことのない小さな町ですが、どれも情景を想像しながら読みました。

 

滋味深い話ばかりですが、今日はナポリでの出来事を書いた「初めてで最後のコーヒー」をあげてみます。

 

内田さんが初めてイタリアに留学に行った地がナポリだったそうです。30年ぶりに恩師の病が思わしくないということで、ミラノから電車でナポリへ向かいます。

 

コンパートメントで遭遇した人たちとの話も、電車に乗って移動する人独特の空気感があるというのが、よくわかるエピソードでした。そして、目的地ナポリについて、タクシーに乗ると、行き先と違う方向に向かっていると気づきます。

 

かつてナポリに住んでいて、この地をよく知る内田さんは同じ道を回ろうとする運転手に「どうせなら、モンテ・サントにいったん入ってから、上って行ってください」というと、運転手はコーヒーを1杯ご馳走させてほしいと言います。

 

そして、2人はモンテ・サント地区のバールでコーヒーを飲みます。その時、運転手は「心付けのコーヒー」用に多めにチップを置いたのでした。ここでの「心付けのコーヒー」とは、懐に余裕のない、しかしコーヒーが飲みたいというような人がバールに立ち寄ったときのためのものでした。その後、景色のいい海沿いをドライブし、会員制のテニスクラブのラウンジに連れて行ってくれたりします。

 

そして、恩師ライーノ夫人宅に到着したのでした。そこで、運転手はジェンナーロといい、ライーノ夫人宅に仕える人の子どもで、ライーノ夫人に可愛がってもらって、あちこち連れて行ってもらっていたということを知ります。

 

「心付けのコーヒー」はライーノ夫人からの頼まれごとだったといいます。

 

粋な計らいが他にも出てきますが、うーむ、日本人には計り知れない、カフェ文化を感じます。

 

そして、少し前にハマった「ナポリの物語」と重なって、たしかにこの町の「多重構造」を感じる話でした。

 

こういうエピソードを聞くと、やっぱりイタリアにリアルに行ってみたいと思います。

 

ジーノの家 (文春文庫)

ジーノの家 ; イタリア10景 / 内田洋子著

東京 : 文藝春秋社 , 2011.2

p283 ; 20cm

 

 

 

第109号:いまの南樺太は?と考えてみる・・・「熱源」

2020年2月、第162回直木賞を受賞した川越宗一氏の「熱源」を読みました。

 

読みたいと思いつつ、だいぶ遅くなってしまってしまいました。

日本語を学ぶ中で、アイヌ語、そして先住民であるアイヌ人について、私自身少しでも知るきっかけにしたいと思って読み始めました。アイヌ語は、SOV型で抱合語です。日本語がSOV型で膠着語であることを考えると、日本語とは起源からして大きく異なることが想像されます。

 

そして、アイヌ語研究と言えば、金田一京助氏も必ず出てくるだろうという私の中で興味ありました。読み進めると後半にちゃんと登場しました。

 

なにしろ、私の知らないことばかりで衝撃がありました。そして、この本にはアイヌ人だけでなく、同じように樺太に住む先住民オロッコウィルタ)の人々も出てきます。この本を読むと、たまたまアイヌの人が日本人(和人)と交易があり、少数民族であり、近くに住んでいたため日本に所属(という言い方が正しいのかわかりませんが)する形になってしまいましたが、生活やその地の歴史によっては、もっと違う形でいま生きているかもしれないと考えさせられました。

 

主要な登場人物の一人であるアイヌ人のヤヨマネクフ(山辺安之助)は、子ども時代を現在の江別市内の対雁(ついしかり)で過ごします。樺太からこの地に移り住んだアイヌの人たちをイシカリアイヌとも呼ばれていたようです。その後、ヤヨマネクフは故郷である南樺太へ戻ります。その後の彼の人生は、白瀬矗隊長の南極探検隊に参加したり、帰国後は樺太の落帆村の総代になったりしますが、この物語の中でも書ききれないほどの人生です。

 

その他の登場人物も、とても興味深い人たちが次々に出てきます。

ポーランド独立のために活動したという嫌疑で、ロシア政府によって北樺太(北サハリン)に流刑にされ、その後18年の刑を全うし、民族研究者となったブロニスワフ・ピウスツキやその弟で、のちにロシアからポーランド独立後の初代国家元首となったユゼフ・ピウスツキも登場して、樺太や日本の話だけにはとどまらない壮大な物語です。

 

拡がりすぎてしまうので、話を樺太に戻すと、稚内南樺太の玄関口・コルサコフ(大泊)間は、夏の時期だけフェリーが定期運航していました。約8-9時間かかるようです。

稚内市のホームページによると、2019年から運休となっているそうです。(運休の停止理由はこれを見る限りは、わかりません。)行くとしても、パスポートとロシアの電子ビザが必要です。とても遠く感じます。

 

www.city.wakkanai.hokkaido.jp

 

今の南樺太は、どのような様子なのでしょうか。いつかは見てみたいという気持ちが湧きました。

 

熱源

熱源 / 川越 宗一著

東京 : 文藝春秋 , 2019.8

p.426  ; 20cm

 

 

『熱源』に出てきたアイヌの生活スタイル、装束などをビジュアルで見たいときには、これが↓おすすめです。