umemedaka-style’s diary

本と旅をつなぐブログ

第64号:いつかは巡礼路・・・「人生に疲れたらスペイン巡礼 飲み、食べ、歩く800キロの旅」

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まずはじめに、すっかりご無沙汰しており、失礼いたしました。

サマーヴァケーションどころでなく、その前からだいぶ更新を怠っていました。

公私ともに忙しかったといえば、それまでですが、特に私事の雑多なことが多かった夏でした。

 

やっと9月に入り、台風。千葉県でもこのように長引くとは、被害に遭われた方の大変さを自分に置き換えて考えて教訓にすべきだと思いました。

 

今年の台風は仕事としては影響はなかったのですが、昨年の関空の被害も、くしくも9月の第1週の週末で、ほんとうに何が起こるかわからないと言っているだけではすまされないと、さすがに今年は2回連続ですので思いました。

 

成田空港は海の上にあるわけじゃないし・・・と考えていましたが、台風に弱かった。今回陸の孤島状態になったのを見て、そういえば3.11の時も同じだったとふと思い出し、この”やわさ”も加味して考えておく必要があるのではないかと思いました。

 

さて、以前もサンチャゴデコンポステーラの巡礼路については、書いていますが、今回は実践テキストともなりそうな小野 美由紀さんの書いた「人生に疲れたらスペイン巡礼 飲み、食べ、歩く800キロの旅 」を読んで、また気持ちがそちらに動く私がいました。

 

最初は息子と二人で行きたいと考えていましたが、この旅はやはり一人で出るのがいいのではないかと思いました。一緒に歩くことになる人は、その旅先でその日ごとに偶然知り合った旅人と歩くのがやっぱりいいなあと思いました。

 

アメリカでヒットした映画「The Way」もこの本を読んだ後に早速見ました。韓国でもTV番組の影響で大ブームだとか。できれば、ブームが去ってから行きたい。

 

サンチャゴデコンポステーラに行くには、小野さん(The Wayも)が行かれたように、「フランス人の道」と言われるサン・ジャン・ピエ・ド・ポーから行くルートとそのほか、イルンからスタートする「北の道」、セビージャからスタートする「銀の道」、リスボンから始まる「ポルトガルの道」などがあり、10年くらい前の映画「サンジェックへの道」ではフランスのル・ピュイからスタートしており、もっと距離が長いルートもあります。

 

私はあまのじゃくなので、ポルトガルの道からスタートしたいな・・・などと考えたりしていますが、いつ実際に歩けるかはわかりません。

 

この小野さんの本は実践テキストとして、実際の旅の準備などの参考に使い、もっと漠然と巡礼が気になる程度の人は、巡礼の意味あいや不思議な力みたいなものをとても魅力的に書いている女優のシャーリー マクレーン著の「カミーノ ― 魂の旅路」をまず読むのがいいと思います。私の中でもとても印象深い一冊になっています。

 

いつか人生に疲れた時には、ここに行こうと思うところがあれば、なんとなく、明るい気持ちになれるような気がするのは私だけでしょうか。

 

人生に疲れたらスペイン巡礼 飲み、食べ、歩く800キロの旅 (光文社新書)

人生に疲れたらスペイン巡礼 ; 飲み、食べ、歩く800キロの旅

/ 小野 美由紀

東京 : 光文社 ,  2015

18cm  ,  234p