フィンエアーの機内で暇つぶしに、映画「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 」を見て、とてもこの映画を気に入って、帰国してから、第1作目の「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」を急いで見ました。その後、本でも読んでみたいと、同名(原題「THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL」)の小説を読みました。
マリゴールドホテルは、インド(小説ではバンガロール)にあり、元ホテルを改装して作った簡単に言うと老人ホームのことです。英国各地からそれぞれの事情を抱えて、遠路はるばるインドのバンガロールのマリゴールドホテルへやってきた高齢の男女が英国とは全く違う文化、気候、人が多く、活気あふれる雰囲気のなか、徐々にインドでの生活に溶け込み、生きることへの意力を取り戻していくストーリーです。小説には、それ以外に入居者たちの息子や娘の人生も絡んで、彼らにとってもこの地が人生の分岐点になったりもして、サイドストーリーもそれぞれ面白いです。
映画と小説では、舞台となる場所(小説はバンガロール、映画はジャイプールらしい)やストーリーや役柄設定も少し違っていますが、どちらもなかなか面白いです。
映画は名優ぞろいで、夫を亡くして海外にはほとんど出かけたことのなかった未亡人で、マリゴールドへ来ることになったイヴリン・グリーンスレイド役をジュディ・デンチ、妻と一緒に来るはずだったが妻はインド行きを嫌がって1人でくることになったダグラス・エインズリー役をビル・ナイ、股関節手術を受けにインドにやってきたミュリエル・ドネリー役をマギー・スミスなど、英国の映画やドラマで誰もが必ず見たことのある俳優ばかりです。
私は、インドには添乗でも行く機会がなかったですし、いままで全く興味を持ったことがなかったのですが、インドに行ってみたくなりました。もちろん、バンガロールに行っても、マリーゴールドホテルが本当にあるわけではありませんが、映画で見るあの活気と賑やかさを味わってみたいです。
いま私が一番行きたい旅先はインドです。
そして、もし老後にマリーゴールドホテルのようなところがあれば、本気で行ってみたいとも思うのでした。
- マリーゴールドホテルで会いましょう / デボラ・モガー著 ; 最所 篤子訳
- 東京 : 早川書房 , 2013
- 517p , 16㎝
- 原題名綴り:THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL
こちらがDVDで、1作目と2作目。