第40号:葉山にショートトリップ・・・「黄色いマンション 黒い猫」

年齢を聞かれたときには、キョンキョンと同い年と答える友人が紹介してくれた本「黄色いマンション 黒い猫」。小泉今日子こと、キョンキョンが書いた本。

 

何の気なしに読み始めたけれど、短い文で綴られる34のエッセイは、どれもすっと入ってきて、興味深くて、キョンキョンの人柄が見えてくる。

 

この本の中に、「海辺の町にて」「逃避行、そして半世紀」という2つのエッセイがある。

 

「海辺の町にて」では、少し不便な海辺の町に、自分の育った少し不便な町と重なるものを感じたり、この海辺の町に来て、いろいろなことを思い出し、「眠っていたものが目を覚ますような感覚」を持ったりするという話。具体的な町の名は書かれていない。

 

もう一つ、そのあとにある「逃避行、そして半世紀」では、葉山の町に来ているところからエッセイが始まり、43歳から46歳までの3年間、猫と静かに暮らしていたと語られる。離婚をして、一人で暮らした町。前の「海辺の町にて」は、葉山のことなのかなと想像したりする。『逃避行』という子供の時に聞いた歌謡曲とほのかな憧れ。猫との突然の別れもあって、この町を離れた。そして、愛猫と別れた部屋で50歳の誕生日をたった一人で迎えたという。

 

かっこよすぎるよ。キョンキョン

 

私は、20代の時に、土日を利用して、1泊でサイプレス葉山によく出かけて行った。葉山だけでなく、その間に勝浦にも行ったりしていたから、実際はたいしていっていないのかもしれない。サイプレス葉山は今もあるのかどうか・・・。葉山といっても住所は実際は横須賀市秋谷だったけれど。コンドミニアムの部屋になっていて、海の目の前で波の音を聞きながら、ゆっくり過ごせた。

 

なにがいいって、その頃、とても気に入っていたレストラン「マーロウ」に歩いて夕食を食べに行けることだった。お酒も飲めるし、食事もおいしい。

 

そういえば、「マーロウ」に初めて立ち寄った時に一緒にいた友人から、今日、久しぶりに電話があった。お互いに若かったな。2人乗りのコンバーチブルで行ったっけ。

 

週末に葉山にショートトリップ、また行きたいな。

黄色いマンション 黒い猫 (Switch library)

黄色いマンション 黒い猫 / 小泉 今日子著

東京 : スイッチ・パブリッシング , 2016

20cm ; p165