第9号:いつかは自分の足で歩いてみたいサンチャゴ巡礼道「巡礼コメディ旅日記」

1週間はあっという間に過ぎていきますね。年52週、第52号まであっという間かもしれません。

 

著者はドイツ人のコメディアンのハーペイ・カーケリングさん。2009年にドイツで発刊されてベストセラーになった「巡礼コメディ旅日記 僕のサンチャゴ巡礼の道」は、37歳だったカーケリングさんがサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼道をフランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポールを起点として進んでいった800kmの巡礼の記録。

 

はじめは、特に親しくなる人もなく孤独に歩き続け、他人に対して、やや懐疑的だった様子もある。しかし長い道のりを歩いて行くと、嫌でもたくさんの人と遭遇し、自己中心的な人物や、自分の泣き所をついてきて憤らせる人もいる。それは、自分を鏡を見ているとふと気づく。

 

長い道のりの中で、自分の人生をふりかえり、そんな人々との出会いさえも、自分への試練だと思えてきたりする。

 

時に、人は時間と自分の体をたっぷり使ってみないと気づけないことがあるのかもしれないとこの本を読んで思った。

 

もう1冊、女優としても大好きなシャーリ・マクレーンの書いた「The Camino カミ―ノ魂の旅路」。これも、サンチャゴ巡礼道の話であるが、カーケリングさんの話にも前世についての話が出てくるがこの本も前世についてのことが出てきて、よりスピリチャルな内容になっている。これまた、巡礼道を歩いていると、協力者が現れたり、裏切り者が現れたりする。

 

何とも2冊ともエキサイティングで、面白く読み進められる。そして、「自分は何者か」というところに行きつくようである。私はいったい何者なのだろう。

 

 

巡礼コメディ旅日記――僕のサンティアゴ巡礼の道

巡礼コメディ旅日記 : 僕のサンティアゴ巡礼の道  

/ ハーペイ・カーケリング (著) ;  猪股 和夫 (訳)

東京 ;  みすず書房  , 2010

368p  ;  19㎝

原書名: Ich bin dann mal weg 
著者原綴:  Hape Kerkeling

 

カミーノ ― 魂の旅路

カミーノ  : 魂の旅路 

/ シャーリー マクレーン (著) ;  山川 紘矢 (訳), 山川 亜希子 (訳)

東京 ; 飛鳥新書 ,  2001 

332p ; 19㎝

英文書名: The Camino

著者原綴: Shirley MacLaine